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午後6時半,閉店間際に仕事帰りの背広姿の中年男性ががに股でがにがにやってきました。
がに「えーと,花束一つ,すぐできる?でっかいのね,奮発しちゃうから。」
ハナ「贈り物ですか?」
がに「うん,そう,そこのバーのママ,いい女なんだよなー。とにかく,バーンとこう豪華にして。」
ハナ「ご希望の色や花はございますか?」
がに「えーと,あれ,なんだっけ,ママが好きって言ってたの。白いやつ。あ,そうそう,おっかさブランカだ!ガッハッハ」
*注:遠州弁ではお母さんや奥さんのことをオッカサと言います...。おっかさブランカはベタなオヤジギャグ...。
ハナ「...カ,カサブランカですか...。申し訳ございません,あいにく今日はみんな売れてしまいましたので,何か他にご希望はございませんか?」
がに「えーないのー?しょーがねーなー。じゃあバラでいいよ,あれ,あの赤いやつ。それとなんだっけ,白いーこまかいの入れて,なんとか草ってゆーの。」
ハナ「...カスミ草ですか?」
がに「あーそれそれ。まあ何でもいいや,でっかくしてくれれば。」
ハナ「そうですね,こちらの赤バラですと,20本とカスミ草が入りまして,12000円になりますが。」
がに「え?そんなにすんの?いい商売だねー,まったく今日の飲み代なくなっちゃうよー。」
がにがに父さんは,まだぶつぶつ言いながら代金を支払って大きな花束を抱えてがにがに出て行きました。
ハナ「....出たか,バラとカスミ草...」
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