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neroneのひとりごと

察しのいい方はもうお気づきだと思いますが,今回フロリストとして地下でブライアンと働いていたスタッフにイギリス人は一人もいませんでした。反対にショップスタッフは全員中年のイギリス人女性です。

もちろんイギリス人のフロリストもかわるがわる働きに来るのですが,なかなか長く居続けられないのが現状です。

それはなぜか,といえば,まず仕事がハードなこと。そしてそのハードさに見合わない低賃金なこと。

残念なことですが,一般的な生花店ではいくら一生懸命働いても最低賃金しかもらえないことがほとんどです。店がいくら儲かっていたとしてもそれはオーナーの一存で決められます。逆に少しいいお給料を出してくれるお店があっても,今度はなかなか空きがなく,外国人は働きにくいのが現状です。

東欧がEUに加盟して,マルタやエレナのように家族でイギリスに働きに来る東欧の人々が,今イギリスにはあふれています。
加えて景気のよくなったイギリスでは,安い労働力には困らないという状況なのです。
またロンドンにあるような人気のあるフロリストでは,お給料がもらえなくても働きたい,という人もいますから買い手市場で人手に困らず,なかなかこの状況は改善しません。

変わりはいくらでもいる,という買い手市場のなかで,どんな仕事でもいいからほしいという外国人は,とにかく最低賃金でも一生懸命働くしかないのです。これがフルタイムの仕事を探すとなるとさらに大変な競争率になります。
短期間でしたが一緒に働いたマルタの息子,ルドはやっと競争率の高い面接に合格して最後の6人に残り研修に参加していた企業で,1週間の研修期間後にほかの3人とともに突然クビにされ,その期間の給料も支払われないという扱いを受けたばかりでした。

花留学,そして現地での花仕事を経験したいという人は多いと思いますが,現地で生活費をまかなうほどのお給料をすぐにもらうには,語学力,経験が必須になります。

でも,だからやめたほうがいいよ,なんて言うつもりはneroneにはまったくありません。言葉もおぼつかない,経験もない,だからといって,あきらめるのはもったいない。

neroneのお給料も本当に安かったけれど,いろんなかけがえのない経験をし,そのことには満足しています。こうして1年ぶりに昔の職場に戻ってみて,改めて考えされられたこともあります。

実は3月26日の母の日にもまた戻ってこないか,と言われているのですが,辞退するつもりです。
こういった経験を積んでいく上では,何に重きを置くかによって得られるものも変わると思います。人によって大事なものも違います。neroneは,このことに気づくまでに長い時間がかかり,くよくよして無駄にした時間を悔やむ気持ちも否定できませんが,もう悩むのはやめてそろそろ次のステップに進みたいと思っています。

neroneはこのレポートを読んでくださったあなたに,花や花仕事にもっと興味を持ってもらえたらとても幸せです。
neroneの今後の様子はこちらから↓

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