« 2006年01月 | メイン

2006年02月17日

neroneのひとりごと

察しのいい方はもうお気づきだと思いますが,今回フロリストとして地下でブライアンと働いていたスタッフにイギリス人は一人もいませんでした。反対にショップスタッフは全員中年のイギリス人女性です。

もちろんイギリス人のフロリストもかわるがわる働きに来るのですが,なかなか長く居続けられないのが現状です。

それはなぜか,といえば,まず仕事がハードなこと。そしてそのハードさに見合わない低賃金なこと。

残念なことですが,一般的な生花店ではいくら一生懸命働いても最低賃金しかもらえないことがほとんどです。店がいくら儲かっていたとしてもそれはオーナーの一存で決められます。逆に少しいいお給料を出してくれるお店があっても,今度はなかなか空きがなく,外国人は働きにくいのが現状です。

東欧がEUに加盟して,マルタやエレナのように家族でイギリスに働きに来る東欧の人々が,今イギリスにはあふれています。
加えて景気のよくなったイギリスでは,安い労働力には困らないという状況なのです。
またロンドンにあるような人気のあるフロリストでは,お給料がもらえなくても働きたい,という人もいますから買い手市場で人手に困らず,なかなかこの状況は改善しません。

変わりはいくらでもいる,という買い手市場のなかで,どんな仕事でもいいからほしいという外国人は,とにかく最低賃金でも一生懸命働くしかないのです。これがフルタイムの仕事を探すとなるとさらに大変な競争率になります。
短期間でしたが一緒に働いたマルタの息子,ルドはやっと競争率の高い面接に合格して最後の6人に残り研修に参加していた企業で,1週間の研修期間後にほかの3人とともに突然クビにされ,その期間の給料も支払われないという扱いを受けたばかりでした。

花留学,そして現地での花仕事を経験したいという人は多いと思いますが,現地で生活費をまかなうほどのお給料をすぐにもらうには,語学力,経験が必須になります。

でも,だからやめたほうがいいよ,なんて言うつもりはneroneにはまったくありません。言葉もおぼつかない,経験もない,だからといって,あきらめるのはもったいない。

neroneのお給料も本当に安かったけれど,いろんなかけがえのない経験をし,そのことには満足しています。こうして1年ぶりに昔の職場に戻ってみて,改めて考えされられたこともあります。

実は3月26日の母の日にもまた戻ってこないか,と言われているのですが,辞退するつもりです。
こういった経験を積んでいく上では,何に重きを置くかによって得られるものも変わると思います。人によって大事なものも違います。neroneは,このことに気づくまでに長い時間がかかり,くよくよして無駄にした時間を悔やむ気持ちも否定できませんが,もう悩むのはやめてそろそろ次のステップに進みたいと思っています。

neroneはこのレポートを読んでくださったあなたに,花や花仕事にもっと興味を持ってもらえたらとても幸せです。
neroneの今後の様子はこちらから↓

花と緑の情報サイトフィオリ http://fiori-fiori.com/

フィオリブログ(イタリアのお花屋さんレポートもはじめます)  http://fioriblog.fiori-fiori.com/

neroneのイタリアどたばた日記  http://itablo.fiori-fiori.com/


バレンタインウィークの終わり

after.jpg

約35時間働き続けた長くて短い2日間が終わり,本当は打ち上げをかねてみんなで1杯やる予定だったのですが,そんな気力のあるフロリストは一人も居ず,地下で一緒に働いたみんなには店でお別れしました。

neroneはどうしたかというと,3人のショップスタッフと店の向かいのハードロックカフェに突入。そのまま帰って早くシャワーを浴びたい気持ちはありましたが,ショップスタッフの一人,ヘレンが金曜日で退職するとのことで,少人数でしたがお別れ会をかねておしゃべりしてきました。

写真は左からヘレン,2日間顔も洗っていない汚いnerone,最古参のショップスタッフのダイアン。

この二人とはイタリアに行ってからも手紙やメールを送りあって連絡を取っていたので,ヘレンがいなくなるのはちょっと寂しいです。
それにしてもたった1パイント(約0.568リットル)のビールが良く効きました~。

家にたどり着いてからも,まだ神経が高ぶっていて眠くはありません。ハウスメイトたちとまたもやギネスビールで乾杯して夕食を済ませ,シャワーを浴びたとたん,睡魔がやってきました...。

髪を乾かす途中,携帯にアラームをセットする途中にこっくりこっくりし始め,パッキングも済んでいないのに寝床にもぐりこみました。

翌朝はなんとか起き上がり慌ててパッキングし,ハウスメイトにお別れしてバスで空港へ。なんとキャリーバッグの取っ手が壊れるというアクシデントがあり,痛い手をさすりながら今度は上半身が筋肉痛に...。
この2週間ですっかり鍛えられました。


2006年02月16日

もどってきました

インターネットが自由に使える環境でなかったので、レポートが遅れてしまいました。
さっきイタリアに戻ってきました。

なんと13日は一睡もせず、家にも帰れず、働き続けてそのままバレンタインデーに突入。。。

その様子も合わせて写真とレポートを明日にでもアップします。


2006年02月14日

バレンタインデー当日!

base2.jpg

結局一度も帰れず,そのまま朝になりました。7時ごろにはもう店を開け,最初のショップスタッフが7時半にはやってきました。

neroneたちが一晩中働いていたのを知ってびっくり!今まで一度もこんなことはなかったので当然です。

恐ろしいことにこの時点でもまだオーダーが残っています。同じ種類ばかりだと作るのも早いのですが,オーダーによって入れる花材に特定の指定があるとそれだけで少し手間取り,それが積み重なるとばかにならない時間がかかるのです。また,最後のほうになると花材が切れはじめ,ブライアンが指定した花材をどれに変えるかいちいち確認をとらないといけません。

こんな状態でもとにかくお腹に何か入れなくては動けません。近くの店が開くのを待ってベーコンと目玉焼きが挟まれた丸いパン(ハンバーガーよりも大きくてやわらかいコブといわれるパンです)を頼んでみんなで朝食(いや,夕食?)をとります。
こってりしたベーコンと暖かいパンが本当においしくて,みんながつがつ。neroneもこれならもう1個食べられるわ~と思いながらぱくつきました。

当然のようにそのままバレンタイン当日に突入。
オーダーがなんとか終わると,今度はそれをショールームに運び込む作業が続きます。花だけでなく,それにシャンパンやテディベア,チョコレート,バルーン,キャンドルが付属するオーダーに注意してすべてをセットにするのにも一苦労。
シャンパンにも4,5種類,チョコレートにも大きさとデザインで4種類,テディベアは似たような名前で4種類があり,それが途中で品切れになって別の名前の代用品が届いたりするのですから,いちいち確認しているとイライラしてきます。

バルーンはまとめて膨らませて地下のキッチンの天井にふわふわ浮かび,テディベアは[どれがMilton(名前)なのよ~!]と乱暴にひっかきまわされています。

neroneも3階にチョコレートを探しに行って,落ちてくる箱を受け取りそこなって手をトローリーにぶつけてついに出血。みんなの手も24時間以上酷使されてもうぼろぼろです。

8時ごろから続々とドライバーが到着。
Anderson’sには通常6人のドライバーがローテーションで働いていますが,もちろん6人だけで当日のオーダーを配達するのは無理。
それでどうなるかというとなんと消防士の人たちが自分の車でバイトにやってくるのです。7,8人はいたでしょうか。それにシティセンター内を徒歩で配達するWalkerが一人とルド。

それでもやっぱりオーダーの整理が追いつかなかったり,住所が間違っていたり,またオプションのオーダーを届け忘れたりして,夕方になると店の電話は鳴りっぱなし。オーダーも多かったのですが,クレームも結構あったようです。

静かに見えた今年のバレンタイン,最後の2日間はまるで戦場でした。
夕方にはショップはまだ盛況でしたが,地下は落ち着き,翌日のオーダーの準備に取り掛かりました。みんなの顔には濃いクマが浮かび,足取りも重くなっていますが,それでも最後までなんとか乗り切りました。

おつかれさまの写真は熟練フロリストのマルタとその息子のルド
普段は冗談を言ってみんなを笑わせるタフなマルタも,ハイピッチで働き続けてさすがにお疲れ。一息つくときフイっと前髪を吹き上げるのがマルタのかわいい癖です。
スタチー(スロバキア語でenough,もうたくさん!)というのがすっかりみんなの合言葉のようになりました。

バレンタインまであと1日

showroom1.jpg

さて,今日は7時半出勤で朝からショップも地下もてんやわんや。平日なので出勤前のお客さんが8時前から注文にきたりしていました。
オーダーが多い時間帯はやはり昼休みと終業後,それにインターネットからのオーダーもたくさん入ります。
今日はさすがにショップにバラを買いに来るお客さんも多くて,

なんと約4000本の赤バラでは足りないと言う緊急事態に!!

しかもこれが分かったのが今日のオーダーを整理し終わってもいない閉店後のこと。あまりにも前日の駆け込み需要が多すぎて,フロリストのスタッフ(熟練者二人,nerone,新人1人,手伝い2人)だけでは今日中には終えられません。

ブライアンも最初は夜中までには終えられるだろうと読んでいたのですが,とんでもない!

ブライアンとビジネスパートナーは日付が変わったらすぐに市場へ駆けつけ,さらに600本の赤バラ,グリーン,ユリ,チューリップ,カーネーションなどの一般花材を持ち帰ってきました。夜中1時からコンディショニング(下葉取り,茎のカットなどのこと)とワイヤリングをはじめ,neroneが12Red Roseのハンドタイとブーケを仰せ付かってから,はっと気づいたらもう朝3時でした。

これから市場にバラを仕入れに行くと決まった時点で,もうスタッフは[笑うしかない]ハイテンション状態。疲れと空腹でこれから何が起こるのか頭もうまく働きません。

この時点ではまだ14日配達分のオーダーが作り終わっていません。たくさんのブーケや赤バラ以外の(ピンクや白バラ,その他の花材)オーダーが山積でブライアンのベンチに並んでいます。

そしてショールームは13日の昼間に整理されたオーダーですでにいっぱい。
8台のデンマーク製のトローリー(台車,3段の棚板をセット),ガラスの花器用に壁全体に作りつけられた棚は配達地域別に分けられ,配達用にダッチタブ(オランダの市場で使われているプラスチックの四角いバケツ)に入れられた様々なオーダーがぎっしりならんでいます

。夜間にできあがったオーダーは,それらと混同しないように床に並べられて整理されるのを待つのですがもう足の踏み場もない状態。
14日配達のオーダーは約600件。

みんな,[一度くらいは家に帰れるの?]と顔を見合わせながらもひたすらオーダーをこなします。
手伝いの二人は建物の階段にあふれ出た花材の間を一晩中行ったり来たりしてブーケ用の花材をいちいち集めないといけません。大変な重労働なのにろくに休憩も取れない状態でみんなもだんだん無言に。

2006年02月13日

ショールームは一時出荷場

showroom2.jpg

ショールームに臨時にセットされた台車には行き先、地域を書いた紙が貼られ、オーダーを並べて置けるようにしています。もういっぱいでワケが分かりませんが、黄色い紙はオーダーシート、カードにクリップで留められています。
配達から戻ってきたドライバーごとに、何件、どこに配達に行くかその都度割り振られますが、住所によっては地図を調べてもはっきり分からなかったり、配達にいっても古い住所だったり、となかなか難しいのです。

場所がない...

coldroom2.jpg

コールドルームが一杯でもう何も置けず,ブーケを抱えてため息をつくエレナ。(エレナはマルタのお姉さん)早くドライバーが来てくれないと,本当にオーダー用のスペースがありません。

インターナショナルチーム

team1.jpg

写真は左からオーストラリア人のナタリー,スロヴァキア人のルド(フロリストのママ,マルタのお手伝いに3日間だけやってきた頼もしい男の子です),韓国人のヘイ

ナタリー以外は英語圏から来ていないので,時々コミュニケーションに手間取りますが,それでもみんな協力し合ってよく働きます。みんなそれぞれに違った文化,目的を持っていて,作業の合間や休憩中のおしゃべりはとても楽しかったです。

これは届いた3000本の赤バラを3階のワークルームでワイヤリングしているところ。手に持っているのは,約80センチのパッションという品種です。

パッションは,赤バラのイメージにぴったりの赤バラと言っていいと思います。真紅の花びらと美しい花の形,濃い緑の葉,繊細な棘とごつすぎない茎をもっています。
このパッションはブーケやガラスの花瓶入りのアレンジ,single red roseのギフトラップに使われます。

ちなみにこの品種が品切れになり,13日にオーダーが作れない状態に!
バラの種類や長さを商品ごとに変えて用意すると,どれを何本買うべきかという判断が難しいとブライアンがこぼしていました。

30年以上の知識と経験をもつフロリストでさえこうなのですから,こういったイベント時期の仕入れというのは本当に難しいのだなあと思います。1品種だけを揃えればもっと簡単なのかもしれませんが,それではコスト面で無駄も出ます。一言で赤いバラといっても品種はとても豊富。使いやすく,お客さんに満足してもらえ,ロスの少ない花材選びはどのフロリストでも悩みの種でしょう。

バレンタインデーまであと2日

coldroom1.jpg

いよいよ大詰め。
8時から20時前まで,今年のインターナショナルチームはとても出来がいいので,仕事がとても捗っていると思います。朝から降り続いた雨のため,ショップはそれほど忙しくなかったのですが,その代わりにインターネットオーダーが多かったようです。

天気の悪い日はやはりインターネットショッピングが便利ですよね。

今日は最後の500本の赤バラが届き,12Red Roses ハンドタイ,チューリップハンドタイ,花瓶などの準備をしました。

120個の赤バラのハンドタイで,コールドルームはほとんどいっぱいです。写真はその様子。これと同じ大きさのコールドルームが二つつながっているのですが,もう一つはブーケ用の赤バラやその他の花材ですでに満杯です。

12Red Roseのハンドタイに使われるのは,60センチ~70センチのトレロという品種です。色はどちらかと言うと朱色なのですが,花びらがしっかりしていてフリル状になっており,開くと華やかです。また茎が丈夫でまっすぐ,棘もないのでハンドタイには使いやすい品種です。

明日は一日翌日のためのブーケを作り続けます。
まだどれほどのオーダーがあるか分からないのですが,今年は全体的に落ち着いたバレンタインウィークです。大きなアクシデントやスタッフ間のトラブルもなく,スムーズに作業が進んでいくのでとても気持ちがいいですね。


*これを書いたのは本当にバレンタイン二日前。
このときは,本当に翌日の注文殺到状態が予想できていなかったんです。だって終わったのが20時前ですから。ちなみに2年前は,3日前が20時ごろ,2日前が22時ごろ,そして1日前が24時半ごろという就業時間でした。

2006年02月12日

ショップのウィンドウ

window.jpg

バレンタイン3日ほど前になって、またウィンドウに商品が追加されました。インターフローラのバッグに入った大きなテディベアとシャンパン、チョコレートのセット。(これは結局うれませんでしたけどね) 左はバスケットに入ったシャンパンとシャンパングラス、赤バラのセット、こちらは数件注文がありました。
右上にあるディスプレイには、手製のスクリーンセーバーで24時間商品の紹介を流しています。

階段にあふれる花束

stairs.jpg

このミックスブーケはダッチマンから届いたものです。
コールドルームには入りきらないので,地下へ続く裏階段の隅に並べられます。

これらのミックスブーケは一種類で赤,黄色,オレンジ,ピンク,白というように色別に作られています。

Anderson’sでは値段,大きさ別に3,4種類取り揃えられ,店の外で売られます。
店のハンドタイやブーケに比べると花の種類も豊富で値ごろ感があるので人気もあり常備されています。ラッピングはちょっと派手ですが,年々花束の加工業者も進歩しているためデザインやカラーリングも見劣りはしません。

バケツをセットしたダンボールに4~6束ほどが詰められた新鮮な状態で届きます。店では茎をカットし,下葉をきれいに取り除いたあと,束ねるのに使われていた輪ゴムをカットし,見栄えのいいように全体をふわっと広げた後改めてビニールワイヤで結びなおしています。

ちょっとした手間なのですが,これをやるのとやらないのとでは見た目がまったく違います。輪ゴムは便利なのですが,ハンドタイに使うとどうしても花がぎゅっと閉じてしまうので店では外に出す束売りの花以外には使っていません。

Anderson’sの外観 2階から4階

andersons2.jpg

築100年以上のこの建物は,かつてシューメーカー(靴屋)だったり,女性用高級下着店だったりしたそうです。Anderson’sのシティセンター店となってからすでに20年以上たっています。内装はほとんど変えられていないので,古い暖炉の跡やタイルなどをみることができます。壁や天井はさすがに修繕が必要な状態ですけどね。

バレンタインデーまであと3日 


今日はついに約3000本の赤バラが届きました。

4人で朝からがんばってなんとか夕方までにすべてのワイヤリングを終えたので一安心。
右手親指のバンドエイド作戦は大成功でした。

少し残業して12本の赤バラのハンドタイや、花瓶に入った赤バラの準備をしました。
インターナショナルなフロリストチームの写真を撮ったのだけれど、どうやらお店にカメラを忘れてきたようで今日はアップできません。

どんどん仕事が増えてスタッフも増えてばたばたしてきましたが、みんな精力的にがんばっていると思います。
明日は日曜日ですが、もちろんフロリストは全員出勤。ショップは開いていますがブライアンのビジネスパートナーが対応することになっています。

明日は引き続き作りおきのできるハンドタイや花瓶を用意しますが、問題はスペース!

気温はあいかわらず低いので、階段の花は大丈夫ですが、さすがに一番大事な赤バラは全部コールドルーム(冷蔵庫)にしまいます。でももういっぱいで足の踏み場もありません・・・。
どうなることやら・・・。

2006年02月11日

バレンタインデーまであと4日

roses.jpg

今日は急に気温が下がってとっても寒かったですが,珍しく外は青空でした。

ショップがだんだん忙しくなってきました。3人のスタッフでは間に合わないくらい電話がなり続けることも。

午前中はまだ静かだったので,市場からの花材のコンディショニングで終わりましたが,午後はバラがダッチマンから500本届いたので,早速ワイヤリング。
花くびをサポートするために10センチ程のワイヤーを巻きます。

明日は市場からとダッチマンから3000本以上が届くのでこの作業が続きます。同時に水に漬けておけるハンドタイやガラスの花瓶のアレンジなどを作り始めます。だんだんスペースがなくなってくると,お店の階段にどんどん花が増えていきます..

さて,今日のバラのワイヤリングでフロリストの一人が妙案を発表!
去年の経験から,みんなで右手の親指にバンドエイドを巻くことに!これならワイヤリングのせいで指が痛くなるのをやわらげられます。いい考え!

この頃になるとだんだん疲れがたまってくるためか,ちょっとしたアクシデントが増えてきます。フロリストはほぼ全員(ブライアンもね)この2日で指を切りました。みんな仲良く両手にバンドエイド。neroneは今のところ棘の引っかき傷くらいで済んでいますが手あれがだんだんひどくなってきました。

ちなみに少し指を切ったくらいなら,cutという言葉を使いますが,シャープなはさみでちょん切った場合は,chopという単語を使います。みんなchopped fingerをうっかり使って飛び上がってますよ。

明日からフロリストは朝8時スタートになります。普段は8時45分。終わるのもだんだん遅くなるでしょう...。

2006年02月10日

バレンタインデーまであと5日

dutch.jpg
[Dutchman is here!] ダッチマンが来たよ!
ダッチマンとは,オランダから大きなトレーラーでやってくるお花屋さん。
毎週かわるがわるいろんな花材を積んでヨーロッパ中を走っています。トレーラーの中は冷蔵庫になっていて,作り付けの棚には花材が満載されています。
ダッチマンは用が済むとすぐに出発していしまうので,花材を運び出している間にあわてて写真をとりました。
何社かのダッチマンが週に数回やってきます。トレーラーに積まれた花材を物色するのはほんとに楽しいのですが,実は他にももう一つ楽しみが...
これがまたみんなGood Looking!新鮮な花材を運ぶいい男たち。それがダッチマンなのです。

2006年02月08日

バレンタインデーまであと7日

mildになるはずの天気でしたが、今日は午後から風が強くて余計に寒かった上、明日の雨という天気予報だけはあたりのようです。

ショップスタッフは3人で待機していますが、まだお店は静か。
ぎりぎりまで悩む人が多いので、まだまだ油断は出来ません。

今日はショールームに続いて、3階の作業場の片付けとセットアップをしました。

これで明日から商品となるガラスの花瓶を用意したり、グリーンを準備することができます。
今のうちに思いつく出来る限りのことをやっておかないと、あとでエライことになりますからね。一生懸命今できることを考えて話し合いながら準備をすすめています。

それにしても、ゆうに築100年はたっている古い建物のあちこちに、30年以上続くお店の古い小物や道具が山と詰まっているので、片付けているといろんなものが出てきます。
整理整頓は心がけられているとはいえ、なかなか全部に目が届くわけではないので、普段使わない場所は開けてびっくり。

今日は昔のバレンタイン用のオーナメントがでてきて、結局それはシャンパンの飾りとして処分する事になりました。今年も大小いろんなバレンタイングッズがあるので、ショップは赤やピンクのハートであふれています。恋人や奥さんへの花をオーダーする男性陣の目をうまくひいてくれますように。

さて、肝心の赤バラですが、今年はざっと4千本が届くようです。
全部売り切れるわけではなくても、下準備は4千本分やらないといけないので通常のオーダーが多くなりすぎない事を祈ります・・・。

2006年02月07日

四日目


天気予報では,mildになると言ってますが,全然寒いですね。

今日から普段は二人のショップスタッフが3人でオーダーやお客さんをさばきます。今日は静かでしたが,私たちにはショールームのガラスの花器を全部箱詰めして4階のトップフロアに運び込む仕事が待っていました。
何回階段を往復したことか...この寒いのに汗までかいてました。

[We need men!!] 男(手)が欲しい!がすっかり私たちの合言葉になっています。


さて,2年前から少しずつ人気が出てきているAnderson’sのオリジナル商品があります。
爆発的に売れているわけではないですが,使い方を一緒に提案することで需要も増えてきているようです。

さて,何でしょう...この時期どのお花屋さんにもあるもので,だいたいがゴミとして捨てられています...


それは Rose Petal! 赤バラの花びらなんです。

ブーケ用の赤バラは水揚げするときすべて花の状態をチェックされ,花くびにワイヤリングされて,一番使いやすい12本一束にまとめられます。そのとき外側に痛んだ花びらがあれば取り除きますが,それを捨てずにとっておくのです。

何千本もの赤バラをチェックするのですから,花びらの量もかなりのものになります。
それらを小袋につめて,店頭へ。

花びらを両手いっぱいに集めようと思えば,最低でも5本近いバラが必要ですよね。この時期とくに赤バラは値段が跳ね上がるので,5本となると結構な出費になります。
でもすでにパック詰めされた花びらがあったらどうですか?

Anderson’sでは,この花びらのロマンティックな使い方もサイトや店内のパソコンのスクリーンセーバーで提案。
具体的には,ディナーテーブルに飾る,ガラスの花器に詰める,ラッピングに使う,バブルバスに入れる,ベッドに散らすなど,カップルで過ごす甘い時間を演出する小道具としていかがですか?と提案しているのです。

そのままならただのごみですが,ちょっと目先を変えて素敵な使い方を提案すれば立派な商品に。

今年の売れ行きはどうかな?後日報告いたしますね。

ちなみに今日はneroneの誕生日でありました。
ハウスメイトには昨日お祝いしてもらいましたが、今日はあのポールがカードと自作のCDを届けてくれました。
たくさんのHAPPY BIRTHDAYをもらってHAPPY!

2006年02月06日

Anderson's

andersons.jpg
店の前がいま工事中なので全体が撮れなかったのですがAnderson’sの店先です。
店の外に並べられているのは束売りの花や鉢花,店内には毎日少しずつ違う花材が並べられます。これらの商品は夕方にはすべて地下の冷蔵庫へしまわれ,毎朝運び出されます。ウィンドウはバレンタインディスプレイですが,夜間,店内のスタンドには植木や蘭の鉢などが並べられます。
またこの建物全体の写真などを載せたいと思っています。

2006年02月05日

日曜日

今日はお休みです。

15日にイタリアに戻らないといけないので、これが最初で最後のお休みになりますね。
通常こちらは日曜日が休業のお店が多いのですが、さすがに来週の日曜日はバレンタインの二日前なので作業がてんこ盛りです。

きのうは久し振りに以前一緒に働いていたポールとビールを飲みました。
彼はいまは別のインターフローラで活躍中ですが、夢は未来のロックスター。バンド活動も忙しそうですが、彼女との新しい生活も充実しているようでおしゃべりがとまりませんでした。

6パイント半のビール(ポール)、5杯のハーフパイントギネス(nerone)と2Bags of Crisps(小袋入りのポテトチップ)で5時間半も同じパブにいすわり続けるなんていうのも久し振り。
痛い腰をさすりながらも、一緒に働いていたときの思い出話にも花が咲き、楽しい時間でありました。

今日は午後にガーデンセンターに連れて行ってもらう予定です。

曇ってはいるけど、それほど天気も悪くないのでのんびりお茶ができそう。
あー、腰が早く治りますように。。。

2006年02月04日

三日目

朝起きたら体中がこちこちの筋肉痛で、立ち上がれませんでした。。。
そしてついに腰痛再発。。。

さて、今年のバラについて。

バラの値段が年々下がっているのか,それともポンドが強くなっているせいなのかははっきりと分かりませんが,インターフローラの商品も全体的に価格が低くなっているようです。たとえば,去年は12Red Roses のギフトラップ(12本の赤いバラにグリーンを足した定番のブーケ)が55ポンドだったのに対し,今年は49.50ポンド。日本円で考えると1ポンドが200円以上ですから,1100円以上も安いということになります。

それから,いままではSingle Red Rose(1本のバラをラッピングしたり,ガラスの一輪挿しに入れたギフトセット)を買い求める人が多かったのに対し,赤いバラを入れた花束を選ぶ人が増えているとのこと。

毎年同じように赤いバラが買われていても,少しずつトレンドは変化していて,組み合わせる小物や花材も毎年変わります。今年はライムグリーンを赤いバラと合わせるデザインが多いようです。

今日は二階のショールームのガラスの花器(壁面が全部ガラスの花器の棚で覆われているのでかなりの量です。)を箱にしまったり、緩衝材でくるんで運び出し。

デンマーク製のトローリー(棚板がはずせる組み立て式の台車)を使って、ショールームを作業場に変えるためです。
できあがったオーダーはすべてこのショールームに運ばれ、配達先ごとに整理されます。
当日は5人のドライバーとなんと地元の消防士さんたちの応援で一気に配達が始まります。

それにしても覚悟はしてたけど、やっぱりかなりの力仕事。
今年は男の子の働き手がいないので大変です。
それに毎朝夕、ショップのスタンドの花や外に置く花束を全部地下の冷蔵庫に出し入れするので、足腰にきます。それにこのショールームの片づけが重なって、とうとう腰が痛み出しました。ひえー。

来週がすでに不安。。。

二日目

相変わらず自分のパソコンがインターネットに繋げなくて不便...。

今日は昨日ほど寒くなかったけど,朝から霧雨が降っていてやっぱり暗い。

こんな日はお店もそれほど忙しくないので,バレンタインの準備をすすめます。
インターフローラの商品はパターンが決まっているので,先に準備が出来るグリーンの必要な数を決めたり,ガラスの花瓶をカラーセロファンで包んだり,ハンドタイのセロファンを用意します。

このハンドタイ(HAND TIE),日本では花束やブーケと呼ばれてひとくくりなのですが,こちらではブーケとは別物。

ハンドタイはステム(茎)をスパイラルにまとめたラウンドの花束で,一般的なブーケは作業台において作るので後ろがフラットな花束になります。
ブーケはコーンラップといって正方形のセロファンで包んだものと,オーバーラップト(呼ばれ方は様々ですが)といって出来上がりを見ると羽子板のように前面もセロファンでカバーされたものがあります。ブーケの形は,花材や花材の量によって変わります。

ハンドタイは通常,技術料を足すので(スパイラルステムの花束がちゃんと立つようになるまでには,何度も練習しないといけないでしょ?)ブーケより割高です。
ラッピングの方法は様々ですが,ステムの部分はセロファンで包み,直接そこに水を入れるので,手渡すまでに長時間かかる場合には重宝です。
日本のようにステムにティッシュを巻いたり,保水材をつけたりしないお店のほうが多いと思います。

バレンタインウィークには,ハンドタイやブーケのラッピング用のセロファンをいちいちその都度カットしていては時間ばかりかかるので,大体の数を決めて各色取り揃えておきます。もちろんリボンも。
今のところ400個ほどのリボンが用意されているようですが,それで足りるかどうかはまだ分かりません。

ちなみにAnderson’sではいまラッピングにティッシュペーパーは使っていません。店のロゴと建物がデザインされたセロファンと,カラーセロファンを組み合わせています。

2006年02月03日

初日 

昨日は結局インターネットが使えず、レポートが遅くなりました。

今朝はとっても寒くて、もっと着こんでくるんだったと後悔しながらバスに乗りましたが、仕事が始まってすぐに階段上り下りを何往復かするとあったかくなりました。

ショップスタッフは常時2名、ドライバー2名ですが、地下でブライアント一緒に働くスタッフの数は常に変わります。

今年のバレンタイン商戦は、フルタイムスタッフ3名、パートタイム1名、そしてneroneです。

今週末の日曜日は店は閉まりますが、来週はフル回転。
続々とバレンタインのオーダーが入っていて、準備が着々と進められていました。

といっても準備ができるのは、ハンドタイ(ラウンドの花束)やブーケのセロファンや花器などです。来週に入るとアレンジ用のバスケットにグリーンをさしたり、寄せ植えを準備したりします。

初めて会ったスタッフも気さくでほっとしましたが、スピードや仕事の手順を体が思い出すまでにちょっと時間がかかりました。
それに階段上り下りでもう脚が筋肉痛。。。

それほど忙しい一日ではなかったけれど、なんだかもう3日くらい働いたような感じがします。

とりあえず今週中に体を慣らして来週に備えなければ!

2006年02月01日

前日

ノッティンガムまではEASYJETを使ったので,ボローニャ→ベネツィア→EMA(ノッティンガム郊外の空港)という道のりです。

まずびっくりしたのが,チェックインカウンターでの厳しいパスポートチェック。10月には何もなかったのに,今回はパスポートのコピーまで取られました。

なんでも中国人の日本パスポート偽造が増えているらしく,英国大使館から注意が促されているのだとか。同じく韓国やマレーシアのパスポートのチェックも厳しいみたいです。

いたちごっことはいえ,日本も偽造対策をちゃんとしないといけませんね。でないと旅行に行くたびに面倒なことになります。

空港からバスを乗り継いでやっと滞在先へ。以前の大家さん,二人のハウスメイトと夕食を食べながらおしゃべり...まではよかったのですが,自分のパソコンがインターネットに接続できず,結局ブログ更新できませんでした。

明日は初日なのでなんとかその様子を更新したいのですが。