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2006年01月28日

インターフローラって?

インターフローラについてご存じない方も多いと思うので、少し説明してみます。

Interfloraは、150ヶ国52,000店で組織する世界最大の生花店をつなぐネットワークです。日本では、皆さんもご存知の「花キューピット」がこの組織に加盟しています。
こうして日本から世界へ、世界から日本へ大切な人へ花の贈り物が届けられるようになっているのです。

と、偉そうに語るneroneも、花留学するまではインターフローラなんて名前も知りませんでした。ここで少し一緒に勉強してみます。

もともとのアイデアは80年以上前にアメリカで生まれ、イギリスでは1920年にグラスゴーのお花屋さんとエセックスの生産者がアメリカの組織に加盟したのがきっかけで広まったようです。

Interflora UK→http://www.interflora.co.uk/

インターフローラ加盟店の店頭には、必ず黄色いインターフローラのシンボルが貼られているので一目で分かります。
これは、ローマ神話の商業の神、マーキュリーが駆けているデザインです。

日本は、宅配便の信頼性も高く、一般の生花店から花を直接遠方の方へ送ることもできますが、海外でこれができる国はそれほど多くないでしょう。
イギリスでは、このインターフローラ加盟店から、配達先近くの別の加盟店にオーダーが送られ、そこから新鮮な花を直接配達先に届けるのが一般的なのです。

どこからでも均一のデザインや品質が保証されるように、基本のブーケやアレンジ、シーズンやイベント毎のデザインが本部から全国の加盟店に指示され、加盟店はその基準に沿った花を配達します。
このデザインはもちろんそれぞれの国の文化を反映しているので、例えばイギリスとオーストラリア、イタリアでは値段も使われる花材も少しずつ違います。

では、インターフローラ加盟店は、どこも同じ花しかないの?といえばそれはもちろん違います。
それぞれの生花店が、地域にあった花材やデザインを取り扱い、インターフローラとしての注文と、生花店への直接の注文は別のものとして作られ、配達されています。

ただ、バレンタインデーや母の日のように、世界中から注文が集まる時期には、どの加盟店も対応にてんやわんや。同じデザインの花束やアレンジをひたすら作り続けなければいけないので、フローリストとしてはうれしさ半分辛さ半分といったところでしょうか。
でも、フローリストの卵たちにとっては、こういう時期があるから基本のデザインをしっかり身に付けることができるのですね。

A.A.Anderson's of Nottinghamについて

ノッティンガムの街のど真ん中、10 KING STREET(キングストリート10番地)にA.A.Anderson's of Nottingham(アンダーソンズ)はあります。

実はよく見るととっても歴史のある古い建物で、一見店構えは小さいのですが、地下から地上4階までがお店です。

アンダーソンズは1972年に、今は支店であるビーストンから始まりました。今はインターフローラ加盟店としてノッティンガムでも有数の生花店です。ノッティンガムに住む人なら誰でも、名前こそ知らなくても「あーあのキング・ストリートのお花やさんね!」とすぐに分かるお店ですよ。

オーナーの一人、Brian Skelhorn(ブライアン・スケルホーン)はインターナショナル・フラワーデザイナーとして活躍してきた人物です。

最近では、4年に1度開催される、インターフローラ・ワールドカップの審査員として、2004年オーストラリアに出向いています。このとき、neroneは約3週間、普段はブライアンがやっている花の仕入れやオーダーの割り振りなどを担当しました。

いろんなハプニングがありましたが、ブライアンのビジネスパートナーやほかのスタッフたちといつもより濃い時間を一緒に過ごし、厳しいながらも良い思い出であります。

ウキウキしながら出かけていったブライアンにはその後、オーストラリア旅行についてや、ワールドカップのいろんなウラ話を聞かせられました。

この大会には、日本から佐々木直喜氏が参加し、見事5位に輝きました。

アンダーソンズのホームページにもある、ブライアンの数々の受賞履歴を以下に載せておきます。

1975 | Interflora Florist of The Year - Finalist
1977 | Interflora Florist of The Year - Runner up
1978 | Interflora Florist of The Year - Runner up
1979 | Interflora Florist of The Year - Finalist
1979 | Chelsea Flower Show - Gold Medalist
1982 | Chelsea Flower Show - Silver Medalist
1983 | Chelsea Flower Show - Silver Gilt Medalist
1983 | European Cup (Belgium) - Assistant Designer
1984 | Became Interflora National Judge
1986 | Chelsea Flower Show - Gold Medalist
1988 | Chelsea Flower Show - Gold Medalist
1988 | European Cup (Italy) - Designer
1989 | World Cup (Japan) - Assistant Designer
1995 | BRPFA European Floristry School - Gold Medal
2000 | Became Interflora John Hunt Medallist
2001 | World Cup (Chicago) - Judge Nominee
2002 | Interflora Florist of the Year - Judge
2003 | Interflora World Cup Qualifier - Judge
2004 | World Cup (Melbourne) - Judge

ノッティンガムについてちょっとだけ

Nottingham(ノッティングハムじゃなくてノッティンガムと読みます)は人口約40万人のイギリス中東部にある中堅都市です。

よく、ノッティングヒル(映画、ノッティングヒルの恋人で有名になりました)と間違われますが、あれはロンドン。こちらはロンドンから列車で約3時間北に上ります。

google ローカル
http://maps.google.com/maps?f=q&hl=ja&q=NOTTINGHAM&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

ノッティンガム大学とノッティンガム トレント大学という2つの大学、4つのカレッジがある学生の街でもあり、多くの日本人留学生も毎年この街にやってきます。

さてノッティンガムで有名なのが、あのロビン・フット。
シャーウッドに仲間と住み、悪代官と戦ったという庶民派ヒーローです。

シャーウッド以外の観光名所は、ノッティンガム城、ウォラトン・ホールという広い公園に建つお屋敷、郊外になりますが詩人バイロンが一時住んでいたというニューステッド・アビーなど。

しかし、このどれよりもneroneのオススメはCAVE(ケイブ)、つまり洞窟ツアーですね。
ノッティンガムの街は縦横無尽に張り巡らされた洞窟の上に建っていて、その一部を探検ツアー感覚で見ることができます。
地味だけど、長くて暗い通路がどこまでも繋がっているかと思うと、結構ワクワクします。

詳しいノッティンガム情報はノッティンガムシティカウンシルのページへ(英語)
http://www.nottinghamcity.gov.uk/

レポートを書いているneroneについて

このレポートをかいているneroneは、2002年から2年ちょっと、ノッティンガムに花留学し、地元の2軒のお花屋さんでも働きました。
今はイタリアに住んでいますが、諸事情により、急遽古巣のアンダーソンズに2週間だけお手伝いに行くことになりました。

1年で1番忙しいアンダーソンズのバレンタインウィークは、2004年に一度経験していますが、寒い時期でもあるし、花仕事にはちょっとブランクがあって心配。。。

本家 花と緑の情報サイト フィオリ http://fiori-fiori.com/ には顔写真付のプロフィールを載せちゃってます。
本家サイトを3ヶ月間四苦八苦しながら続けてみて、自分が花が好きという気持ちだけでなく、「もっといろんな役に立つ情報を発信したい」と思うようになり、このレポートに挑戦してみることにしました。
ドタバタした2週間になりそうですが、なんとか毎日新鮮な花仕事ニュースをお届けしたいと思っています。

花留学については、花留学ポータル http://hanaryugaku.fiori-fiori.com/にリンク集などを載せています。

本家サイトはこれからも少しずつ進化していく予定です。
ブログもやってるのでときどきのぞいてやってください。
相互リンクも大歓迎です。